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知っ得コラム

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2015年10月号

みんなで認知症の人を見守ろう

公益社団法人●認知症の人と家族の会
認知症の人の行方不明は、1年間で1万人以上にも上ります。いつ徘徊(はいかい)するかもしれないと家族が注意していても、ちょっと目を離した隙に家を出て行ってしまう可能性も少なくありません。認知症の人は、歩き慣れた道や散歩の途中で突然行方不明になることもあるので、徘徊を家族だけで防ぐことはできないのです。そこで、街で迷っている認知症の人を見分けるいくつかのポイントを挙げてみました。
■険しい表情やボーッとした表情をしている。
■きょろきょろしながら同じところを歩いている。
■無表情で脇目も振らず、一目散に歩いている。
■信号を無視して歩こうとする。
■バス停などに黙って長時間座り続けている。
■季節外れの服装をしている。
■初対面なのに、やたらと人懐こく話し掛けてくる。
このような人と出会ったら、「どうしましたか?」「何かお困りですか?」などと、安心できる言葉をゆっくり掛けてください。名前や住所を尋ねて自分で答えられなくても、連絡先カードを持っていたり、服の裏地や靴などに連絡先が書いてある場合もあるので、さりげなく確認しましょう。身元が分からないときや、対応が困難な場合は、まず警察(交番または110番)に連絡すること。けがをしていたり、体調が悪そうなときは、まず救急車(119番)を呼んでください。
認知症は誰にでもかかる可能性のある症状です。「自分の親に限ってそのようなことはない」「まだ自分は大丈夫」などと安易な気持ちで過ごすのではなく、常に人を見守る気持ちを忘れず、いつ、どこでも、誰もが安心して暮らせる社会を目指したいものです。

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