トップページ > 知っ得コラム > 2015年 8月号

知っ得コラム

知っ得コラム

2015年 8月号

介護保険サービスを上手に利用しよう

公益社団法人 認知症の人と家族の会

 認知症の家族が要介護状態になったとき、家族だけで支えていくのはとても困難です。そこで頼りになるのが介護保険を利用した各種のサービスです。
 国の制度である「公的介護保険」は65歳以上の人が対象です。ただし、認知症と診断された人は40歳から利用できます。公的介護保険の各種サービスを利用するためには、まず申請と認定が必要ですが、そこで介護や支援が必要と認定された人は、1割の自己負担で各種サービスを受けることができます。
 利用できるサービスは、訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問入浴などの「在宅サービス」と、通所介護(デイサービス)、通所リハビリ(デイケア)、短期入所生活介護(ショートステイ)、介護老人保健施設(老人保健施設)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などの「施設サービス」があります。また、福祉用具のレンタルや購入、住居のリフォームなどにも公的介護保険を利用できます。
 ただし、公的介護保険制度でのサービスにはできないことがあります。例えば、在宅サービスにおける医療的な行為には制限がかかるものがあり、施設サービスにおける部屋代や、食費、光熱費、日用品も自己負担となります。それらを補うためには、保険会社が販売している「民間介護保険」などを利用するのも一案です。
 困ったことや分からないことがあったら、まず専門家に問い合わせてみましょう。各区市町村には、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるようにと設けられた「地域包括支援センター」があります。介護のことだけでなく、高齢者の生活全般についての相談を受け付けているので、一度足を運んでみることをお勧めします。

ページの先頭へ