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2013年 6月号

O-157とは(ドリームちゅうおう夏号掲載)

タレント・食生活アドバイザー●岡村麻純

梅雨のこの時期、注意をしなければならないのは食中毒です。食中毒は1年を通じて発生しますが、O-157 などの腸管出血性大腸菌は、湿度が上がる5月から9月に特に多く発生しています。

私たちがO-157 に感染すると、4~8日の潜伏期間の後、腹痛や下痢などを発症します。乳児や高齢者が発症すると重症に至るケースもあるため、日頃からの対策が必要です。

O-157 の特徴としては、熱には弱く、低温条件や酸性条件には強いことが挙げられます。冷凍保存したり、酢で締めても消滅しないのです。また、水中では相当長期間にわたって生存することも分かっています。

O-157 という菌は、もともとは牛などの家畜の腸管内に存在しています。その菌が解体処理の段階で食肉部分に付着したり、汚染した水に触れたものが、私たちの元へ届いてしまうことがあります。生肉を調理するときは、しっかりと加熱をすることが大切です。75 度以上で1分間加熱することで菌が死滅することが分かっています。

一番気を付けなければならないのが、人から人への感染です。感染した肉や水を触った手で他のものを触り、それをまた別の人が触り、と次々と感染が広がってしまいます。その予防には、とにかく小まめに手を洗うこと、そして、生肉を扱った包丁やまな板は使うたびに消毒し、直接生食用食品に触れないようにすることです。

食中毒は、手を洗う、包丁やまな板を使い分ける、調理器具は塩素消毒や熱湯消毒を小まめにする、こういった身近なひと手間で防ぐことができます。これくらいなら大丈夫というちょっとした油断が感染へとつながってしまいます。この時期は特に丁寧に慎重に予防を心掛けることで、菌から私たちを守ることができるのです。

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