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ニュース コロナで休業中の旅館従業員が農業現場で働いています!

新型コロナウィルスの感染拡大で休業を余儀なくされた企業や旅館の従業員の働く場確保に取り組むJA鳥取中央管内で5月18日、特産品ラッキョウの収穫開始に合わせて、休職中の旅館従業員らがラッキョウの収穫や根切り作業、共乾施設で本格的に作業を始めました。
農業での受け入れは、コロナ禍で休職する従業員の収入と、農業現場で労力の確保を目的にJAが企業に提案。5月18日時点で、生産者9戸の下に15人、ラッキョウ共同乾燥施設での選果作業員として2人を雇用しています。
雇用では、鳥取県が創設した農林水産業との雇用のマッチングや雇用創出を推進する「緊急雇用対策農林水産ささえあい事業」も活用。同事業は、JA無料職業紹介所(JA農業人財紹介センター)などに求人票を出す生産者に人件費、交通費の補助があることから、求人募集も増え、雇用の受け皿も昨年に比べて増えています。
5月18日には鳥取中央らっきょう生産部員で1.7haで栽培する山脇篤志さん(50)の畑では、新たに雇った20代から50代の5人がラッキョウの掘り取りや根切り作業に汗を流していました。16日前に掘り取りを始め、同日は山脇さん家族や従業員も含め約20人で92コンテナ(1コンテナ18㎏)のラッキョウを処理しました。
普段は三朝温泉の旅館で仲居として働く岩本照美さん(53)は根切り作業を担当し、「休業がきまり不安の中で、JAや三朝温泉旅館協同組合の対応が早く休業が始まる一週間前には農業での雇用が決まり助かった。ラッキョウは製品しか見たことがなく、切る作業も初めてのことだったが、食べ物の大切さ、農家の大変さを実感することができてよかった。職場に復帰しても何か違う形でもお返しをしていきたい」と話していました。
山脇さんは「例年、この時期の短期雇用は人材を集めるのに苦労していたので、今回作業員が確保できたことで、最後まで収穫、出荷ができる見通しもたち、精神的な余裕が持てて助かった。作業員には旅館に戻っても、今回作業したことを思い出し農家の気持ちを感じながら食べ物を提供してほしい」と話していました。

写真=根切り作業に汗を流す岩本さん

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