JA鳥取中央は24日、鳥取県園芸試験場で、第4回目となるプロジェクト“梨Born”(リボーン意味=梨復活)を開催しました。

近年、梨が高単価で推移しているにも関わらず、生産量は減少していることから、過去の振興策の反省も踏まえ効果的な解決方法を精査することが目的です。

プロジェクトのメンバーは、若手のJA果樹営農指導員と県農林局職員の7名で構成しています。

同JAでは、梨全体の2021年度販売高が23億円(内、梨「二十世紀」は約14億円は日本一の産地)と特産品となっていますが、生産者の高齢化により、栽培面積が減少しています。

同プロジェクトは、「二十世紀」を中心に管内の梨の生産基盤を復活させようと今年から始動しました。

プロジェクトの生産振興の主な取組として、団地化を行い、世代間共働による栽培と機械化利用、生産部の垣根を越えた青年梨生産者のグループ化など7項目を柱に揚げています。

これまで、新たな事業については行政、現場の新技術については園芸試験場と連携し、10年後の産地振興ビジョンや栽培技術について議論を重ねてきました。