大栄花き部会は、倉吉市で2024年度販売反省会を開き、24年度の販売実績が過去最高の2億66183万円だったことを報告しました。主要品目のストックでは、夏の猛暑や冬の曇雨天により生育が遅れ、供給が追いつかず例年にないほどの高値となり1月以降も単価は堅調に推移。出荷本数は前年に比べ減少したが、販売金額は前年比30%増となりました。

生産部全体で出荷数量221万2132本。本年度より、D2出荷を開始し正確な事前情報を市場に提供。生産者は作業の曜日が変わったがスムーズに適応できました。また、大栄ブランドのPRにも力を入れ、地元の学校の卒業式で花束やフォトブースを贈呈し産地を盛り上げました。

 

生産拡大に向け新規就農者の勧誘と栽培指導に注力し、新たな担い手2人を確保しました。同部会の塚本茂雄部長は「今年は猛暑の影響で出荷に苦労したが、市場や生産者の努力により、過去最高の売上を達成できた。一方で、スタンダードの出荷率が低かったため、来シーズンは花作りのプロとしての意識を持ち、出荷率向上を目指す」と話しました。