概算金を米生産に必要な費用を積み上げた「生産費払い」として前面に打ち出し、新たに作製したマグネットを活用した広報に乗り出しました。農家の生産コストを踏まえた価格の適正化を図り、農家が生産した米の積極的な集荷につなげること狙いです。

再生可能な水準を目指した「生産費払い」の取り組みを広く周知するため、今年から「米は全量JA鳥取中央へ」と書かれたマグネットを新たに作製しました。マグネットは同JAの河野寿一参事が発案し、90枚を作製。農家と接する機会の多い営農部署の車両に2枚ずつ貼り付け、視覚的に出荷を呼びかけています。

また、同JAでは7月から8月31日までを「重点集荷推進月間」と位置付けています。大規模農家や昨年は出荷があったものの今年は予約がない農家を訪問し、集荷を呼びかけています。

河野参事は「生産費払いによる安心感を農家に提供し、全量JAへの出荷運動を強化していく」と話しました。