JA鳥取中央や県、県中部の1市4町などで構成する県中部地域農作業安全・農機具盗難防止協議会は、倉吉市で総会を開きました。農家の高齢化が進む中、熱中症や農作業中の事故リスクの増加が懸念されることを受け、2025年度も注意喚起や講習会の開催を通じて安全意識の向上を図る方針を確認しました。
中部管内では24年度、農作業中の死亡事故はありませんでしたが、電動剪定ばさみで指を切断するなどの事故が5件報告されました。熱中症による緊急搬送は29件で、大半は70・80代の高齢者によるものでした。
JAでは、今年新たに現場での熱中症対策を強化するため、熱中症指数計を選果場や育苗センターなど計27施設に導入。視覚的にリスクを把握し、休憩や作業時間の目安に役立てます。
さらに、農家には、農作業前に“飲む氷”と呼ばれる「アイススラリー」を摂取し、体を冷やすプレクーリングやファン付きウェアの着用を促し、対策を広く周知していきます。
協議会会長を務めるJAの戸田勲常務は、「人の命には代えられない。お金がかかってでも熱中症対策を考えていかないといけない」と話しました。