琴浦町でハウス栽培の梨「二十世紀」の初出荷出発式を開きました。ハウス梨の県内最大産地である同町では、初日4万4000玉を出荷しました。
式では生産者やJA関係者が、「琴浦の梨」と大きな文字がペイントされた大型トラックを拍手で関西方面へ見送りました。全量盆前出荷を予定し、1万1500箱(1箱10kg)の出荷で1億350万円を見込みます。
生育については、春先の低温はあったものの、交配は平年並みに進みました。本年も空梅雨傾向であり、梨の生育としては好条件だったが、梅雨明けからは1度しか雨が降らず干ばつ状態が続いたため、玉肥大の鈍化や出荷数量の減少が懸念されました。それでも、品質と糖度は上々の仕上がりとなっています。
同部の藤井憲人部長は「今年の梨は品質とともに糖度も高いので、ぜひ味わてほしい」と話しました。