琴浦町で、早生栗「ぽろたん」の出荷が本格化し、生産者は作業に汗を流しています。今年は夏の猛暑や少雨の影響で生理落下が見られたものの、残った栗は4Lサイズ中心と大粒に育ちました。JA鳥取中央琴浦栗生産部では、7日から選果を開始。今月末まで続き、県内市場やJA直売所へ出荷しています。

11日には、同部の河上部長も10aのほ場で、「ぽろたん」を収穫。落ちているイガを集め、足でイガを開きながら大粒の栗を取り出します。収穫した「ぽろたん」は流水で汚れを落とし乾燥させた後、同町のJA鳥取中央野菜集荷場へ運び、磨きと選果の工程を経て大きさごとに箱詰し出荷します。

「ぽろたん」は加熱すると渋皮がポロっと剥ける人気の栗で、県外から買い求めてくる方もおられます。

23日には同町のJA直売所「あぐりポート琴浦」でぽろたん祭りも開催する予定です。河上部長は「みんなが期待して待っている秋の味覚。栗おこわや焼き栗にして楽しんでほしい」と話しました。