砂地でブドウ栽培を行う湯梨浜町羽合地区で、高級品種「シャインマスカット」の収穫が本格化しています。今年は、出荷前に行った査定会では、糖度合格基準の18度を大きく超える19.1度と出来栄えは上々。生産者は収穫や出荷作業に精を出しています。

12日には、JA鳥取中央羽合ぶどう部会の松本憲一副部会長も6aの園地で収穫作業に汗を流していました。500~60gに育った房をハサミで収穫し、優しく運搬車の上に並べます。松本さんによると、羽合地区の園地ではスプリンクラーが完備されているため今年の少雨の影響はなかったようです。「羽合ぶどう部会は一人ひとりの面積が小さい分、1房1房手をかけて育てるため、おいしいぶどうが出来ている。甘さを楽しんでほしい」と話しました。

 

同部は24戸が139aでシャインマスカットを栽培。10月中旬までに13tを京都、島根の市場やJA直売所へ出荷し、2470万円の販売を見込んでいます。