JA鳥取中央の「長芋集出荷貯蔵施設」が3月2日、竣工しました。
洗浄・選別設備の更新や冷蔵庫の新設により、施設の機能向上を図り、生産基盤の拡充を目指します。

同施設は、稼働から40年以上経過し、設備の老朽化が問題となっていました。そこで、昨年から国の「産地生産基盤パワーアップ事業」を活用し改修工事を実施。微生物やウイルス除去などに効果が期待される次亜塩素酸水の洗浄設備を新たに導入し、衛生管理を徹底させました。年間6万コンテナ(1コンテナ17.5㎏)の処理を行います。

予冷庫は、これまでに2万7000コンテナを収容していましたが、9000コンテナを追加し、計3万6000コンテナが収容可能となりました。品質保持など市場ニーズに応じた出荷体制を整えます。

JA長芋生産部の遠藤忠充部長は「設備更新で選果作業の向上が期待できる。これからも生産者が一丸となって生産拡大に努めたい」と意気込んでいました。

写真=テープカットで集出荷場の完成を祝いました