鳥取県立倉吉農業高校は、静岡県で開かれた全国農業高校お米甲子園2021で、同校が栽培した「ゆうだい21」が金賞を受賞し、7年連続入賞を果たしました。

11月に開かれたお米甲子園では78の高校が育てた米188点が出品され、食味スコアや整粒値、味度値などを競いました。

同校は週2回、倉吉市関金にあるほ場で6㌃栽培。元肥で地元で水揚げされるズワイガニの甲羅に含まれる「キチン・キトサン」を使用し、土づくりからこだわりました。「キチン・キトサン」は、土の中の微生物の餌となり、土壌改善や作物の免疫向上の効果が期待できます。

はで掛けでは、コンクールに合わせ、天候の良い日は屋外で乾燥させ、天気の悪い日は屋内に移動させるなどして15%まで乾燥させるなどして徹底。

栽培を担当した食品科流通コース3年の福本桜太さん(17)と松井悠翔さん(18)は「米に対する理解を深めることができた。最高金賞に届かず悔しかったが、金賞はとてもうれしい」と喜んでいました。

写真=金賞に輝いた生徒2人と過去7年分の盾