JA鳥取中央長芋生産部は13日、日本海テレビが運営するアプリでライブ配信動画により商品を販売する「ライブコマース」に出演し、鳥取県特産品ナガイモ「ねばりっこ」を売り込みました。
配信は、北栄町にある同部の吉本哲明部会長のほ場で行い、手掘りでの収穫方法や簡易キッチンで「ねばりっこ」料理を披露するなど産地ならではの情報発信を行いました。

ライブコマースとは、インターネットでのライブ配信とECサイトでのオンライン販売を組み合わせた販売方法。視聴者は、配信者とその場でやりとりしながら購入でき、オンライン上でリアルな接客が体験できるのが特徴です。

JA鳥取中央では初の試みながら、「ねばりっこ」のファンだけでなく、食べたことがない視聴者にもPRし、「ねばりっこ」という食材と生産者をより身近に感じてもらおうと行われました。

吉本部会長が実際に砂を掘り収穫すると、視聴者からは「宝探しみたい!」や「芋を傷つけないように掘るの難しそう」などとコメントが相次ぎました。また、小麦粉を一切使わない「ねばりっこ」だけで作るグルテンフリーのお好み焼きや、ラッキョウと「ねばりっこ」のかき揚げなどおいしい食べ方を紹介しPR。

吉本部会長は「ねばりっこの良さが県外の人にも知ってもらえるいい機会になった。贈答用として皆さんに使っていただきたい」とコメントしました。

今回のライブコマースは、南海放送(愛媛県)、青森放送、山梨放送そして山陰地区の日本海テレビ、4社の自社アプリで配信されました。アプリの総合計ダウンロード人数は28万人で、山陰の人だけでなくエリアの違う3県の人にもアプリのプッシュ通知で視聴を誘導しました。

動画は、12月12日までアーカイブでも配信し、新たな販路拡大に期待します。