JA鳥取中央の蔵増保則専務は湯梨浜町で、担い手農家から直接意見を聞くため個別訪問を行いました。組合員がJAに対して感じていることなどを聞き取り、組織運営の強化や改善に取り組んでいます。

蔵増専務は、同JA東郷果実部果実指導員を務める土井学さんからJAに対する意見などを聞き取りました。指摘として「JA職員が減少していく中、販売力やサービスの低下を心配している」という土井さんに対し、蔵増専務は「若い職員の育成に力を入れ、待遇面の改善など働きやすい環境をつくり、経営基盤の強化に取り組んでいく」と応えました。

14日には、栗原隆政組合長が琴浦町を訪問。琴浦梨生産部指導員の岩本実夫さん、琴浦果樹研究同志会役員の横山洋志さんと生産現場の課題について意見を交わしました。「肥料の価格高騰」、「施設資材の更新費用」といった課題に対して栗原組合長は「国や県へ要望しつつ、ともに協力しながら対応していきたい」と話し、「繁忙期の人手不足」には1日農業バイトアプリ「デイワーク」の活用を促しました。

同JAでは今後も定期的に管内を巡回し、組合員との信頼関係を築き、所得向上に結び付く活動を展開していきます。

 

 

写真=現場の状況を聞き取る栗原組合長