JA鳥取中央は、琴浦町でブロッコリーの局所施肥実演会を開催しました。局所施肥は、植物の根が広がる畝内にのみ施肥をすることで施肥量や労力を削減する方法。20㌃のほ場で専用の機器を取り付けたトラクターを走らせ、施肥・耕うん・畝立てを同時に行いました。
同JAでは、「シン・地方創生総合戦略」の一環として管内のブロッコリー生産拡大に力を入れていますが、資材や肥料が高騰していることから栽培面での生産コスト低減を検討。ブロッコリーの実証圃を用意し、全面施肥と比べ施肥量3割減の栽培体系を試験します。
実演会では中部管内の農家50人が参加。トラクターの動きを写真に撮るなど関心が高い様子でした。
今後は、収穫時期や収量、品質の確認や、肥料の削減量や機械の減価償却費の経費比較を行っていきます。
実演会に参加した中谷勇人さんは「実際に見てみて参考になった。機械の力で労力も減り、肥料も無駄なくやれるのが良い」と話しました。