JA鳥取中央の栗原隆政組合長と管内のスイカ4産地の生産部長は22日、鳥取県庁を訪問し、平井伸治知事にスイカの販売額が36億6826万円で終了したことを報告しました。栗原組合長は「5年前から30億を超えており、手ごたえは感じていた。安定した食味評価が好成績につながった」と振り返りました。

 

今シーズンは、353戸が約260㌶でスイカを栽培。販売数量は1万4864㌧(前年111%)で、1㌔当たりの単価は247円と過去最高となりました。高糖度、大玉、シャリ感の3拍子揃ったスイカに仕上がったことに加え、今年の記録的猛暑で需要が伸び、全国のコンビニエンスストアでのカットスイカの販売が順調だったことなどが高単価に結び付きました。また、県の補助で低コストハウスの導入を進め、6月出荷の割合を増やしたことにより、熊本県産からのリレー出荷をスムーズに展開したことも要因に挙げました。

 

平井知事は「コロナで厳しい中、工夫をしながら売り込みを図り、全国に鳥取のスイカが浸透してきた。切れ目のない収穫により、市場の賛同を得ることができた。今後も様々な挑戦を県も応援していく」と話しました。