JA鳥取中央は、6日に接近した台風11号の被害にあった生産者を応援しようと、JAや県の施設など10カ所で、落果した梨「二十世紀」を職員を対象に販売しました。

中部管内では収穫最盛期の「二十世紀」を中心に梨の落果被害が相次ぎ、被害額は2661万円に上りました。そこで、生産者の収入確保につなげようと、落ちたものの中から傷みの少ない梨を厳選し、3日間で約1500玉を販売。JA本所では600玉があっという間に売れていきました。

同JAの蔵増保則専務は、「丹精込めて作った梨なのでたとえ落果しても程度の良いものは、1個でも多くみんなで購入して農家の力になるようにしたい」と話しました。