JA鳥取中央大栄花き部会ストック部は北栄町で1日、ストックの査定会を開き、生産者、行政、JA関係者など約40人が参加しました。持ち寄ったストックの現物査定を行い、部員全員で出荷基準を確認しました。同部会は32戸が9・4㌶で栽培し、214万本を出荷する西日本有数のストックの産地です。今シーズンは、1億7490万円の販売を目指します。

今年は、7月下旬に播種し、高温期の生育が遅れており花芽分化の確認日が9月26日と例年より10日程度遅れました。しかし、播種が後半になるにつれ生育が例年並みに近づいてきたことから、11~12月に掛けて出荷が集中する見込みです。

JA職員は、他産地の販売状況の報告をし、今年は10月は花の出荷が少なく、入荷減単価高が続いていると説明しました。同部会の平信誠史さんは「今年は開花が遅れ、11月上旬を予定していたピークもずれるが、市場と早めの情報交換を密にし、単価を下げずに最後まで販売していきたい」とコメントしました。出荷は2月下旬まで続きます。