JA鳥取中央と北栄町が共同出資して設立した北栄ドリーム農場では、今シーズンのイチゴの収穫が11月中旬から始まっています。同農場では83aでハウス25棟を栽培し、うち23棟で「紅ほっぺ」、2棟で県オリジナル品種「とっておき」を作っています。クリスマス需要に向け、作業員は収穫作業に追われています。

 

同農場のイチゴ栽培は、今期が7期目。年々栽培技術が向上し、定期的に計測している糖度は平均12~13度と糖度がのり、昨年以上に甘みと酸味のバランスの良いできに仕上がりました。収穫やパック詰めの作業は職員2人の他、同町の地域おこし協力隊6人が行っています。現在は1日に約400パック(1パック250g)をJAを通してスーパーや直売所に出荷し、他にも地元飲食店に出しています。作業は6月初めまで続き、ピークは3、4月頃を見込んでいます。3月には観光農園を開園する予定です。

 

 

地域おこし協力隊の若狭春奈さんは「甘くて大粒のイチゴを傷つけないよう優しく収穫しているので、たくさんの人に届けたい」と話しました。今年は、33・2㌧の出荷、4920万円の販売を目指します。