JA鳥取中央管内で、ビール用二条大麦の刈り取り作業が始まりました。今年は天候の影響で一部倒伏が見られますが、穂数が多く千粒重も大きいため豊作となりました。作業は6月上旬まで続く見込みです。

県内での栽培に適した、多収で品質が良い「しゅんれい」と「アサカゴールド」の2品種を栽培。今年産は90.6haを作付け、272tの出荷を見込みます。

同JAでは、キリンビールの創始者の一人が倉吉市出身だった縁で1950年代から契約栽培を開始。今年は同社に175tを出荷します!

コンバインで刈り取った後の廃わらは、ロールに巻き、梨農家やナガイモ農家に配布。土壌改良材として、マルチに利用したり畑にすき込んだりして使います。

同市上北条地区では、初日4.5haを収穫。上北条コンバイン利用組合の組合長の岸田佳人さんは「良質な麦ができた、よく熟していてつやがある」と自信を見せました。