JA鳥取中央は、倉吉市の倉吉西瓜選果場で、高精度の外観判定や重量測定、空洞検査装置を搭載した新たな選果機の竣工式を開きました。高精度選果機器の導入で、今まで以上に高品質の信頼性を高め販売単価の向上を期待します。他にも、出荷時のパレットへの積込み作業も一部ロボットパレタイザーを導入し、作業員減による経費削減につなげます。稼働は、6月上旬からを予定します。式では、テープカットなどで祝福しました。

同選果場の更新は12年ぶりで、6つの選果工程を刷新しました。外観判定には、これまでの30万画素のカメラからから130万画素の高解像度カメラへ、台数も1台増の7台を設置。重量測定には、より高速でも計測できる能力のものに変更しました。そして今回から重量、内部品質、空洞検査の結果を総合的に判定し等級を決定でき、より安定した品質を消費者に供給できます。

施工業者さんから最新システムの説明を聞く上本組合長(左)と岸本部会長(中央)

総事業費は7億7550万円で、国の産地生産基盤パワーアップ事業を活用。同JAの上本武組合長は「生産基盤の拡大に繋がっていくと確信している」と話し、同JA倉吉西瓜生産部会の岸本健志部会長は「新しい選果機を120㌫活用し、生産者の収入、活力に繋げていきたい」と力を込めました。

式典で、ボタンを押すと新選果機が稼働し始めました

倉吉西瓜生産部会は今年度、5812tの出荷で14億5000万円の販売を計画しています。