JA鳥取中央青壮年部は、再生した農地で育てたサツマイモの焼酎を完成させました。その名も〝笑chu!〟。みんなが笑顔になれるようにと名付けました。
管内の各支部の共通の課題が荒廃農地だったことから、省力的に栽培できるサツマイモに注目し、焼酎づくりを目標に取り組みました。
各支部の部員が荒廃農地の地権者の説得に歩き、令和5年度は5カ所約1haでサツマイモ「べにはるか」植え付けました。初の試みで、再生したばかりの農地は草勢が強く雑草に負けないように部員らが持ち回り草刈り実施。獣害にも悩まされたが収穫し、サツマイモ200kgを地元の梅津酒造に持ち込みました。
梅津酒造の梅津部長は「甘みのある芋焼酎に仕上がった」と話しました。
再生した農地では、保育園児とのサツマイモの栽培体験や収穫物の学校給食への提供、特産スイカで新規就農者を受け入れるなど各支部で活動が広がり、地域活性化に貢献します。