鳥県内最大のキャベツ産地である倉吉市でキャベツの収穫が始まりました。
7月下旬に定植を開始し過去にない暑さで生育に遅れが見られましたが、葉がしっかりと巻き重量感のあるキャベツとなりました。JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部では2万6000ケース(1ケース10㎏)を出荷し、3250万円の販売を見込んでいます。
18日には、同部の伊藤巧さんが今季初めて収穫を行いました。伊藤さんは家族3人で、12月まで出荷するため「はやかぜ」「銀次郎」「夢ごろも」の3品種を時期をずらしながら計40aで栽培。今年はヨトウムシ類の虫が多いようで10日に1度は丁寧に防除を行ってきました。
一昨年には細菌病により、植えた1/6程度しか出荷できなかったと振り返り、今年は順調に収穫できる喜びをかみしめていた。伊藤さんは「雨が降らず育てるのが大変だったが、見た目も大きさも今年は良い出来になった」と話しました。
同部では、30戸が5.2haで栽培。11月から12月中旬をピークに2月末まで県内市場や広島県の市場へ出荷します。