JA鳥取中央と普及所は、北栄町の園芸試験場で「西瓜セミナー」の最終講義を開きました。スイカ栽培の研修中から栽培3年以下の農業者が、農業所得ともうけの違いなど、経営に関する知識を深めました。

 

東伯農業改良普及所の澤田寿和所長と県農業普及推進室の中川翠専技主幹が講師を務め、経営理念と自分で考えることの大切さ、実際に儲けている農家の特徴や簿記記帳の見方について説明。

特に決算書を作成後の収益性や生産性分析の重要性を話し、データに基づいた経営の大切さを話しました。

3月に独立就農予定の宮本健汰さんは「改めて経営について学べてよかった」と話振り返りました。

 

同セミナーは、新規のスイカ生産者の育成や産地同士をつなぎ管内の基盤強化を図るねらいで、昨年3月に初めて開校。全6回の講義で土作りから経営など幅広い内容を扱ってきました。
終了後のアンケートでは、「スイカに特化した勉強会で理解が深まり満足度が高かった」「少しでも違う産地の人と話せる機会があり良かった」など、来年度のセミナーへの参加希望が寄せられました。