県農林水産部が倉吉市で開いた、新規就農者の受入れ体制づくりに係る意見交換会にJAも出席しました。昨年に続き2回目の開催。他県で事例紹介や県内それぞれの産地・品目ごとの新規就農者の確保や育成における課題の共有を行うことで、受入れ体制をより良いものへ改善させていきます。

県内の市町村やJA、研修機関などから約80人が参加。事例紹介では、島根県の専門農業普及員の和田朋子さんらが県とJA、市町村が連携して、住居と就農への研修をセットにした「就農パッケージ」を試行錯誤しながら実施していると説明。
意見交換では、研修生受け入れ農家の選定方法や研修生が就農できるかの見極めの難しさなど話しあいました。

大栄西瓜組合協議会などを担当するJA鳥取中央の前田恭兵営農指導員は「今後、県下の優良事例を参考に生産部や関係機関とより一層連携し、空き農地をスムーズに継承できる仕組みの構築や研修受入れ農家に対するサポートも強化していきたい」と話しました。