JA鳥取中央大栄抑制メロン部会の生産量、販売高が右肩上がりで伸びています。2006年に発足した同部は21年、赤肉メロン「プリモレッド」を導入して以降加速的に販売額が上昇し、24年度は過去最高の1億9790万円を計上。初めて販売額が1億円超えた22年からわずか2年で2億円へ到達しそうな勢いとなっています。1月31日に北栄町で開いた総会で発表しました。

「プリモレッド」は、果肉がかためで食味が良く糖度も高い品種。同部は9月下旬から12月上旬に出荷し、強豪産地の北海道が切り上げた後も出荷できるのが強み。これまでの品種よりも裂果が少ないため出荷率が高く、日持ちの良さから香港、昨年からはシンガポールにも輸出しその量も年々増えています。単価は前商談で安定した単価を保てました。

生産者は前年から15人増えた79戸が17haで栽培。スイカを栽培するときのマルチが再利用できるなどと、大栄西瓜の生産者にとって導入しやすい品目だったことも、生産者が増えた要因の一つ。

 

桝井康行部長は「来年もまた生産者が増えるため、部会や関係機関で力を合わせて販売額2億を目指していきたい」と意気込みました。