JA鳥取中央管内で、温湯を使った稲の種もみ消毒作業が始まりました。
作業は3月下旬まで続き、「コシヒカリ」や「きぬむすめ」など6種類を計46t消毒する予定です。JAでは種子消毒剤の廃液処理が不要でかつ、農薬の使用回数低減にもつながると温湯消毒を15年以上前から取り入れています。
温湯消毒とは…
- ①袋に詰めた種もみを60度のお湯に10分間浸す
- ②クレーンで引き揚げ
- ③冷水で5分冷却
- ④手前の脱水機にかけた後
- ⑤温風乾燥機で水分量約15%まで乾燥
今後は主食用米以外に少量品種の酒米やもち米も注文を取り纏め、作業を行っていく予定です。
消毒した種もみは、JA総合育苗センターで育てる他、直接生産者にも渡しています。
17日に行った開所式で戸田常務は「基本的な作業を徹底して優良な種子を生産者に届けたい」と呼びかけました。