湯梨浜町で梨を栽培する山田均さんは、第26回全国果樹技術・経営コンクールで農林水産大臣賞に次ぐ農林水産省農産局長賞を受賞した。山田さんは「中々もらえるものではないので光栄。周りの方々の助けもあり、みんなでとった賞だ」と喜びを語りました。
コンクールは1999年から始まり、生産技術や経営方式がともに優れ、他の模範となる先進的な果樹農業者を毎年、表彰。全国からの参加応募に対し、審査会や現地調査をもとに受賞者が決められています。
山田さんは梨を105a、梅と柿を各10a栽培し、人工授粉と袋掛け、収穫以外は1人で作業。これまで、傾斜地にある園内道を整備し自作機械やスピードスプレイヤーの導入で積極的な省力化をすすめ、品種構成を見直し作業時期の分散させ効率化も図ってきました。高単価が期待できる「新甘泉」にジョイント栽培と網掛けを組み合わせ収益性の高い梨栽培も実現。他にも、東郷果実部の生産指導会長や青色申告友の会の役員など地域への貢献度も高いことなどが高く評価され、今回の受賞に至りました。
山田さんは「今後、新しい品種が出てきたら品種分散もしながら、現状維持で梨栽培を続けていきたい」と話しました。