JA鳥取中央琴浦ミニトマト生産部は、2024年度に出荷した半促成栽培と抑制栽培のミニトマトの1㎏当たり平均単価が861.7円で過去最高となりました。夏の猛暑で厳しい栽培環境でしたが、出荷数量は241.8t(前年対比99%)と前年度から数量を落とすことなく出荷し、金額は2億833万円(同111%)を記録。25年度は2億2000万円の販売を計画しています。

1反当たりの収量が多い生産者さんには表彰状を贈りました
27日に琴浦町で開催した総会には、生産者約30人と全国の取引市場11社の担当者らが出席しました。
夏の暑さで交配用のマルハナバチが動かなかったこれまでの課題を踏まえ、今年からハチを入れず手作業でトマトトーン処理をする農家が増加。前年と同様の出荷量を維持できました。一方で全国的に数量は少なく、単価は高値となりました。25年度は新規就農者が1人加わった56戸が出荷量265tを目標に栽培します。
高塚哲也部長は「市場の努力もあり過去最高単価を実現できた。今年も暑さ対策が重要なため試行錯誤しながら取り組んでいきたい」と話しました。

2024年度に新たに作成した琴浦ミニトマトのPRポスターと高塚部長(6月撮影)