JA鳥取中央は湯梨浜町の東郷梨選果場で、県中部の若手梨生産者の交流会「梨BORN(リボーン)」を開き、 生産者や普及員など35人が参加しました。

今回は講師を招き、黒星病感染防除に役立つアプリや果樹園のカラス対策を紹介。
NTT西日本鳥取支店の社員が、気象条件や過去の防除履歴からICTを活用し黒星病の発生率を予報するアプリ「梨なび」について紹介。現在開発中で、2026年からの運用を目指しています。
生産者間では、実際に黒星病対策で行っていることの他に、高齢化や後継者不足で管内の栽培面積が減少するとの集計結果が出ていることから二十世紀梨の更新計画についても意見を交換。
実地研修ではカラス対策として農研機構が生み出した「くぐれんテグスちゃん」の作業手順を確認しました。
倉吉梨生産部の門脇広行さんは「若手の集まりはあまりなく、率直な意見交換ができ有意義だった。将来のことについてはまず自分たちで問題意識することが大事だ」と話しました。