倉吉メロン生産部は倉吉市で、プリンスメロンの査定会を開きました。
平均糖度16.9と上々の仕上がりを確認し、同日から選果を開始。甘く芳醇な香りをまとうプリンスメロンは、県内や関西市場をメインに7月上旬まで出荷する予定です。
同市では、1968年からプリンスメロンの栽培が始まりました。ふるさと納税の返礼品としても高い人気を誇り、その特徴は、濃厚な甘さと豊かな香り、そして日持ちの良さにあります。同部では、農薬の代わりに脱脂粉乳やブドウ糖の散布を行うことで安全・安心なメロン栽培に力を入れています。
本年度は、13戸が1.37haで栽培。25tを出荷し、1890万円の販売を計画。生育状況では、4月に入り夜間の低温や霜に見舞われる日もあったが、生産者のきめ細やかな管理により、LAサイズから2Lサイズといった大玉傾向に育ちました。
同部の佐々木敬敏部長は「農家のたゆまぬ努力が実を結んだ結晶。メロンの果肉や香りを楽しんで食べてほしい」と話しました。