
JA鳥取中央東郷果実部は、取引市場10社の担当者を招き、倉吉市で東郷梨取引懇談会を行いました。8月から始まる出荷を目前に、生育状況や販売計画を共有し、有利販売に向けた方針を確認。今年は全20品種の梨を計1693t出荷し、販売金額10億3000万円を目標に掲げます。
主力の「二十世紀」は現在、例年に比べ3日生育が遅れていると報告。梅雨明けが早く干ばつの心配があるため、今後部内で告知し水管理を徹底する。昨年、猛威を振るったカメムシやひょうの被害は確認されておらず、昨年より正品率は上がる見込みです。選果は、ハウス作を8月上旬から、露地作を下旬からの開始を予定しています。
懇談では、鳥取県で開発された新品種「鳥園L」についてや、「新甘泉」の無袋・有袋の出荷分別の是非について活発に議論しました。
同部の寺地政明部長は「毎年、農家数は減っているため、来年も作りたいと思えるような販売結果を望む」と話しました。