JA鳥取中央倉吉西瓜生産部会は、倉吉市で抑制栽培の「極実西瓜」の査定会を開きました。13戸の農家が持ち込んだ13玉は、平均重量は9.2kg、平均糖度は11.2と上々の仕上がり。初出荷を9月1日に決め、関東や関西への出荷を開始します。

 

40戸の全ての農家が、計6.4haをハウスで栽培。査定したスイカは、7月上旬に定植し交配後30日が経過したもの。生産者にとっては今夏の高温下のハウス内での管理作業は厳しかったですが、日照を調整したことで猛暑による生育の影響は見られませんでした。初出荷日も例年通りの日程と、順調なシーズンの幕開けとなっています。

「抑制極実西瓜」は、春スイカに比べて果肉が柔らかく、より糖度が感じられます。同部の岸本健志部会長は「期間が短く量も限られているので、見られた際にはぜひ食べてみてほしい」とPR。同部は、3万玉の出荷を予定し、7500万円の販売を見込んでいます。出荷は9月17日ごろまで。