JA鳥取中央は倉吉市で、稲作生産者とJA役職員の意見交換会を開きました。会として開くのは初。農事組合法人や営農組合の代表、大型農家など8人の生産者から、JAの組合長ら8人が「生産費払い」に対する意見などを聞き取り、JAへの結集を図りました。

同JAでは現在、米集荷運動を展開中ですが、集荷業者のJA生産費払いを上回る価格提示によりなかなか集荷に結びつかない状況にあります。今回は、JA集荷率目標を50%(昨年41%)に掲げ、積極的にJAに出荷している生産者と意見交換することで今後の集荷体制強化につなげていこうと開催しました。

参加者からは、JA出荷だと「振込の心配がない」「クレーム対応をしなくて良い」という声がありました。一方で、「今の価格が維持できるかどうかが大事」「野菜の生産部のように担当の指導員をつけてほしい」などの意見も出ました。農家の立場を行政へつないでいただきたいと強い要望もありました。

JAの上本武組合長は「JAは農家の気持ちがわかっていないのではという声もある。今回の意見をもとに、今年やその先の米の集荷で対応していきたい」と話しました。