露地栽培の梨「二十世紀」の県内最大産地である湯梨浜町では、同町やJA鳥取中央東郷梨果実部が「東郷二十世紀梨初出荷式」を開催しました。同町の宮脇正道町長やJAの上本武組合長によるテープカットの後、初荷を乗せたトラックを関係者で見送りました。

選果初日は、進物用も併せて7000箱(1箱10kg)を選果。トラックは関東や関西に向けて出発しました。式典でJAの上本武組合長は「今後知事と一緒に、大阪や東京の卸売市場でトップセールス、関西万博でもアピールを行う。県を挙げて梨の販売を進めていく」とあいさつ。

 

同部の岡崎和彦副部長は「6、7月の干ばつで玉太りに不安があったが、糖度は過去10年で最高とおいしくできているので、しっかり販売していきたい」と話しました。

同部は同町と北栄町の生産者で構成し、約190戸の生産者が50haで「二十世紀」を栽培。シーズン全体で、9月12日までに、10万箱(同)を関東、関西、山陰の市場へ出荷し、6億円の販売を見込んでいます。