JA鳥取中央大栄西瓜組合協議会は北栄町で、全国の主要取引市場14社を招き今年の販売を振り返る販売対策会議を開きました。出荷数量は昨年より4000ケース少ない55万5000ケース(1ケース15.5kg)だったものの、販売額は昨年を上回る22億7400万円(前年22億3500万円)で終了したと報告。来季の出荷に向け、今季の販売戦略などについて意見交換しました。
今年も、全国各地で生産者による試食宣伝やトラック販売に取り組み、生産者89人が参加。今年は梅雨明けが早く猛暑日が続いたことで需要が高まり、量販店ではブロック販売が好調でした。また、出荷後半は痛み果の発生が少なく、品質が良好だったことなども重なり、スイカの単価はkgあたり264円と過去最高を記録しました。
市場からは「6、7月において欠かせない商材であり、できるだけ長く販売したい」と数量増加を求める声が多く上がりました。
同協議会の村岡高志会長は「猛暑でスイカづくりが難しくなってきているが、栽培指導をしっかり考えて来年以降も高品質なものをしっかり届けていきたい」と来季への意気込みを語りました。