JA鳥取中央琴浦ブロッコリー生産部は、琴浦町で秋冬作の販売対策会議を開きました。関西や広島などの取引市場13社の担当者や生産部役員など約30人が出席。下半期(9~12月)に12万5000箱(1箱=秀L20株入)を出荷し、3億円(昨年実績2億5545万円)の販売を目指すことを協議しました。

上半期(1~7月)は、病害虫の発生が少なく昨年以上の出荷量となり、販売額は3億123万円(前年比116%)と好調でした。一方、秋冬ブロッコリーでは、8月中旬の定植開始後、集中豪雨や雨上がり後の高温など安定しない天候により管理が難しい状況だったと報告。出荷はすでに始まっており、11月にピークを迎える見込みです。

会議では、相対販売での販売等階級や希望価格について、各市場から意見を聞き取りました。

同部の寺岡昌一部長は「10月から最低賃金が引き上がりコストが上昇している。人材確保も難しく、経営縮小を考えている農家もいる。来年もがんばって作ろうと思えるような販売をお願いしたい」と強く要望しました。