JA鳥取中央管内で秋冬ブロッコリーの収穫が本格的に始まりました。今年は、9月が雨天続きで、ほ場が多湿状態となり黒斑細菌病などの防除に苦労しましたが、生産者の高い栽培技術により収穫は順調に進んでいます。「琴浦ブロッコリー」を出荷するJA琴浦ブロッコリー生産部は秋冬作を169.7haで栽培し4月までに19万箱(1箱20株入)の出荷を見込んでいます。

琴浦町で3.8ha栽培する同部の中谷勇人副部長は9日、「アーリーキャノン」の収穫に汗を流していました。同部は10種類以上の品種を時期をずらして作付けすることで長期的な安定出荷を図っており、中谷副部長は「諸先輩方が品種試験をしてきてくれたおかげでいいものが取れるようになっている」と話しました。味についても太鼓判を押し「琴浦ブロッコリーは甘みがあっておいしい」と笑顔を見せました。

同部では、氷詰め出荷で鮮度・品質を維持したまま関西市場や中国市場、県内市場へ出荷しています。