北栄町特産の長芋「ねばりっこ」の収穫が始まり、秋晴れの空の下、生産者らは砂地の圃場から掘り取る作業に精を出しています。


夏の干ばつで生育が心配されましたが、関係者による収穫期前の試験掘りでは平年並みに仕上がりを確認しています。作業は10月中旬から始まっており3月末まで続く予定。11日には出発式を予定しています。

JA鳥取中央長芋生産部では今年、夏季の降雨量が少なかったことを受け、肥料散布の徹底や潅水施設による散水量を通常より増やして対応。その結果、太く長い「ねばりっこ」に仕上がっています。1.8haで栽培する竹本健二部会長も7日、バックホーを使って穴を掘り、掘り取り作業にあたっていました。

多い日には、従業員2人と2トン近く収穫する竹本部会長は「より品質のいい芋を1本でも多く出荷し高単価での販売になるよう努力していきたい」と意気込みました。