倉吉梨生産部は、倉吉市で倉吉梨販売反省会を開き、本年度の販売実績を報告しました。県オリジナル品種は、出荷量が増えたことによる安定供給で「新甘泉」が1億13万円(前年比9%増)、「秋甘泉」は3269万円(前年比23%増)と好調でした。

生産者、市場9社、JA関係者ら30人が参加。
2025年度の販売実績は計15品種で7万3812箱(1箱10kg)出荷し、4億5508万円となりました。今後は晩生梨の販売が期待されています。

今年は、着果初期の肥大は概ね好天に恵まれ順調でした。梅雨明けが平年よりも早めで高温、干ばつが続き、降水量が少ない状態が続いたため、昨年よりも1階級小さい結果となりました。

市場からは「年々、面積と戸数が減少してきているが、出荷量はキープしてほしい」と要望がありました。
同部の大野俊一部長は「人数が減っている現状を踏まえ、新規就農者の確保に力を入れる。また、選果場のスムーズな運営にも努力していく」と意気込みました。




