JA鳥取中央青壮年部大栄支部は、耕作放棄地を解消するため10年以上前から北栄町の管理する畑を活用してメロンを栽培しています。メロンを栽培していた部員は当時、いませんでしたが、あえて栽培品目にメロンを選ぶことで、情報交換や勉強の場づくりにつなげました。

同支部は10人で構成されています。全部員が地理的表示(GI)保護制度に登録されている「大栄西瓜」を栽培する他、ストックやリンゴ、野菜など多くの品目を栽培しています。

メロンは、栽培経験のある部員が率先して指導し、6㌃を全員で協力して管理してきました。2021年は、予期せぬ自然災害で苦労もありましたが、560玉を出荷しました。

協同で作業することにより、部員の連帯感や結束力が強まり、作業をしながら情報や悩みを共有しあうことができることから、部員からは一石二鳥だという声もあります。

売り上げは種苗や被覆資材の会社や、先進地を視察するなど研修費に充て技術取得、品質向上に力を入れています。

 

また、同支部は活動が盛んです!毎年、大栄西瓜選果場で開催される「大栄西瓜まつり」の中で種飛ばし大会や早食い競争などを企画しています。他にも、「花いっぱいプロジェクト」として昨年から大栄地区にコスモスを植える活動を行っています。

新型コロナの影響で、人と人とのつながりが希薄になる中、このような活動を通して部員同士のつながりを大事にし、地域の方々に元気を発信していきたいと考えています。